わらび座オンラインショップ

2018年3月19日月曜日

59期卒業しました

新しい年が明けたと思ったらはや3月下旬。

春の訪れを待ちに待つ東北の地では
一番うれしい季節です。

道路の雪もすっかり解け、駒ヶ岳の雪も
解け始めています。

馬の雪形が現れると、田んぼの作業が始まる、
と言われていますが今年は早く見えそうです。

59期の4名は2月24日、26日に卒業発表、
そして3月6日に卒業式を終えました。

少しの休みのあと、4月からの舞台出演に向けて
稽古に励んでいます。


59期は初めから終わりまで四人、
少数精鋭で何事も一緒に取り組んで来ました。

少ないゆえにより厳しさが求められ、
本当のアンサンブルとは・・・
今、舞台に求められるものとは・・・、
その仕事に立ち向かう自分は・・・

など、必死に模索し続け、
その思いを全て2日間の発表に込めました。

24日は、日本舞踊「雨の五郎」、
1年生の舞踊を挟んで
演劇「おらの話コ聴いてけれ」

一人ひとりが、それぞれのばあちゃん像を
作りあげ、舞踊シーンは、わらび座のかっての
舞台で取り上げたものをモチーフに構成、
1時間の作品に仕上げました。













3月1日~5日は、養成所始めての

「沖縄の自然と歴史、文化を訪ねる旅」を行いました。

日本でただひとつ、島ぐるみ戦場になった地には、
いたるところにその跡が残され、
改めて沖縄の現状に心を揺さぶられました。







那覇市にある、珊瑚舎スコーレの夜間中学には、
貧しさや戦争で学校に行けなかった
おじい、おばあたちが
文字や、算数、英語などを学んでいます。

訪れた日は、朗読の発表会のリハーサルで
自分の歩んできた道を作文にしての
発表でした。

それぞれの方々の思いがとつとつとした朗読
の中にあふれ、研究生も創作した語りとはいえ、
卒業発表で語った「おらの話コ聴いてけれ」と
ダブって 思わず涙が出ていました。

発表の前には、研究生の太鼓や踊りをいくつか
観てもらいました。



珊瑚舎スコーレを見学
スコーレ夜間中学校朗読発表
首里城のシーサーと一緒に
やちむんの里のシーサーと
1945年4月1日米軍が上陸した読谷村の浜
平和の礎

  この他、沖縄民謡のライブを聴いたり、
 ガラビ壕やひめゆり記念館、辺野古見学
 最後に沖縄国際通りで買い物など、
 5日間フルに動き回りました。

 印象的だったのは、やはり沖縄の人々の
 温かさとやさしさ、明るさ。

 タクシーの運転手さんも気さくに声を掛けてくれ、
 会話が弾みました。

  本当に実りの多い旅でした。


 3月20日で1年生60期も1年度修了、

  4月中旬には新しく7名の62期生が加わります。