10月の養成所からもうひとつ、ふたつ。
10月5日には法政大学学長の田中優子先生の講演がありました。
タイトルは「江戸に花開いた秋田の文化」。
わらび劇場「げんない」の中でも中心人物の一人として描かれている
小田野直武の秋田蘭画や平賀源内などの話も交えて、中世から近世、
現代までの日本が今までと違う視点で見えてくる内容でした。
先生の著書で2014年3月に出版された「鄙への想い」(清流出版)は、
秋田と小田野直武のこと、そして福島の原発事故にも触れながら、
今わたしたちが考えなければいけないこの日本という国について
ズバリと切り込まれています。お勧めの本です。
10月16日はコンテンポラリーダンスの草分けとして内外で高い評価を受け、
現在も第一線で活躍されているケイ・タケイ先生をお迎えしての
特別レッスン。
先生にはこの十数年研究生のレッスンをお願いしていますが、
踊ることへの情熱、あくなき追求にいつもハッとさせられます。
15日は台湾国際交流の舞台を一緒に観劇、そのあと顔合わせを兼ねて
わらび座の栗園で即興、翌日は基本ステップの訓練、研究生生活の日常を
モチーフにした創作、即興など充実した1日でした。
そして26日は7名の方を迎えて養成所オープンキャンパス開催。
午前中の「げんない」観劇のあと、授業体験。
舞踊は、盆踊り「春駒」と殺陣、
音楽は養成所で取り入れている発声法としりとり歌あそび、 演劇は恒例のタオルパスと「走れメロス」群読。
そして研究生からの熱い?メッセージ。
短い時間でしたが養成所のひとこまをわかっていただけたようでした。
来年も開催しますのでぜひお越しください。
11月の養成所入所試験は11月23日です。
10月30日の演劇授業まとめを終えて、いよいよ卒業に向けて猛ダッシュが
始まります。