連日、角館の祭典のブログが載っていますね!
私も連日この祭典で笛を吹いていましたのですハイ!
今年は、角館高校の甲子園初出場というビッグイベントが夏にありまして、町の人達は夢見心地でお祭りに流れて来たような感じです。何を隠そう、いや隠す事は何も無い!私もOBの一人でありまして、その気持ちは同じでございました。
(今年の七日町の曳山) |
さてお祭りの報告でございます。
角館の町内では8月20日頃から曳山の組み立て作業が始まります。
私達も負けていません、4月に又三郎の仕込みが終わったらすぐに祭りのお囃子の稽古を開始!ツアー中は個人練習しか出来なかったのですが、秋田に帰るたびに稽古を重ねました。7月、8月の秋田期間で猛練習!
(中央が全曲マスターした雄大♪左があすみちゃん♪右が応援に入ってくれた正太君) |
さて、9月6日は前夜祭です。
夕闇の中、始まった前夜祭。曳山にも提灯が灯り雰囲気が盛り上がって幸世も思わずピ〜ス!っす!
この日の午後から天気も良くなってお祭りの3日間はず〜っと晴れ!気持ちの良いお祭り天気でした。(3日間はれるという事は殆どないのです。本当に珍しい!)
初日は午後4時の花火の合図で各町内の曳山が一斉に神明社の参拝の為にスタートします。
初日のクライマックスが神明社の参拝です。何しろ祭り初参加の雄大はいきなり参拝の太鼓を叩かなくてはいけません! キンチョウ! 緊張!きんちょう!
曳山のお祓いが終わって町衆が参拝に出かけるといよいよ踊りの奉納です。拳囃子、秋田甚句、二本竹、おやまこ、秋田おばこと5曲を次々に演奏します。雄大君しっかりと叩き切りました。
ストリーム配信されていた映像を見ていた大輔から演奏良かったよとお褒めのお言葉! いや〜良かった良かった! 本当に雄大お疲れ様でした!
初日4時から始まったお祭りも9月8日午前2時に七日町丁内の張り番に戻り、一日の報告をして初日のお祭りは終了。
さあ!2日目です。2日目は9月8日の午前9時から寄せ囃子を始めて、10時に出発の花火があがって丁内を出発。今日は佐竹藩北家への上覧です。角館は江戸時代、常陸の国から移封された佐竹家の京都のご親戚・北家が治めていた城下町です。
(武家屋敷通りを曵きまわす七日町の曳山) |
上覧では拳囃子・おやまこの2曲をお見せしました。
2日目は観光ぶつけという山ぶつけが行なわれます。今年は他丁内との調整がつかず観光ぶつけは有りませんでしたが、その分昼にエネルギーを蓄えて本番の山ぶつけをしようとチャンスを伺いつつ曳山を進行させました。
そのかいあって、横町町内で本番をやれるチャンスが有ったのですが、交渉に時間が掛かってしまい張り番からの仲裁を受けてぶつけずに七日町丁内へ帰って終了。
終了した時に、にらみ合っていた相手の曳山が薬師さんへの参拝に行くという事で七日町丁内を通っていきました。
さっきまで、山ぶつけをしようとにらみ合っていた町同士だったのに相手丁内が七日町の張り番に挨拶をしている間、七日町の町衆がお酒や飲み物・食べ物などでもてなしていいお祭りしましょうとやっている姿に私は超感動してしまいました。
こうして、9月9日の午前3時に2日目のお祭りは終了しました。
3日目、9月9日はまた朝9時に寄せ囃子を始めて張り番の年番の人達、町衆、お囃子と踊り子皆で集合写真を撮ってから10時に出発の合図の花火があがりお薬師さんに参拝です。
その後、西勝楽丁内を門付しながら流していきます。昼食休憩の時に曳山の前に座らせてもらってパチリ。
(この場所は曳山の責任者が陣取る場所) |
さあ、今回の相手は駅前通りという丁内です。
夜7時位から始まった交渉が決裂したのが2時間後の9時くらいでした。『バカ、バカ!』の掛け声が掛かってついにお囃子がバカ囃子(喧嘩囃子とも言います)に変わってぶつけの始まりです。
(上に成っているのが七日町の曳山) |
その後に、2、3台の曳山と交差をしながら、七日町丁内にたどり着いたのが朝の5時半!
(10日の朝、山置き場に曳山を納めている所) |
この日、町衆は10時に集合して曳山の解体作業。そして夜6時から後吹き(後夜祭)です。今年のお祭りのお疲れ様と反省や道中での山の動きで分からなかった事等を意見交換したりして来年もまた頑張ろう!と夜が更けて行きました。
今年は、祭りの経験が少ないメンバーでお囃子をやったので曳山の引き回しについていけずあちこちで失敗をしましたが、若いメンバーには本当に良い経験になったと思います。
では、また!