
というわけで、新メンバー紹介ラストを飾るのは、アラハバキをはじめ、様々な役を演じるアリちゃんこと、丸山有子さんです!
私なんぞからしたら大先輩も大先輩。
でもとってもフレンドリーで、ここぞと言うときにはドンぴしゃなアドバイスをさり気な~くしてくださる…やっぱり頼れる大先輩です!
では、インタビュー行ってみましょう!!
Q、『アテルイ』での役どころ、どのように演じていきたいですか?
A、昨年12月に丹内山の岩に行ってきました。
なにに感動したかって、巨大な岩と岩のわずかな隙間に枝が生えていて、岩の上になったとたん太い幹になり天に向かって悠々と存在していたこと。
命ってすごい!と思った。
アラハバキの巫女はあそこでの空気感をいただき、毎回演じています。
神と人間との中間にいる、特殊でスケールの大きな存在として、はっぽうやぶれに演じたいです。
また、公卿は、蝦夷達がおそれる、高貴で気持ち悪いほどの存在として。
墓堀のおばばは、命を生み育てた女としての深み、戦への憎しみ。
どの役も短いワンシーンで役のすべてを出しつくす面白さを感じています。
Q、初演シーズン以来のアテルイ出演で思うところ、当時と今と心境の違いなどあればお願いします。
A、何よりも、私の大好きなこの作品に再び立たせていただいている幸せを実感しています。
昨年、東日本大震災があり、身近にふるさとのことを思い、苦しんでいる人が沢山いて、その中でアテルイという作品をやる意味がくっきりあることと、10年前に舞台の上で涙し、汗を流した愛しい懐かしい思いが、舞台に立つことを、熱く熱くかき立ててくれています。
Q、歴代出演者の中でも、おそらく一番色々な役を演じていると思いますが、もう一度やりたい役、この役をやってみたい!という役はありますか?
A、10年前にも同じことを言っていたと思いますが、坂上田村麻呂です。
Q、ズバリ!新生アテルイの見どころをお願いします。
A、アテルイ、田村麻呂、佳奈、タキナ、それぞれ演じている役者の年齢のバランスがいいなと思って見てますね。それから、若さあふれる蝦夷軍団、それを周りで支える、私含めての先輩達(笑)
Q、では、最後にブログ読者の皆様に一言どうぞ!
A、今のアンサンブルは3月までですよ~。私も4月からは『おもひでぽろぽろ』に戻ります。
皆様、それまでアテルイお見逃しなく!
アリちゃん、ありがとうございました~!!
アテルイ班は、昨日、横浜関内公演を終えて、次の公演地、京都へ向かってます!