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2011年9月18日日曜日

いなほの「賢治さんに出会う旅」 第3楽章♪

さて、大沢温泉を後にした私は、ゴーシュ月チームと合流し、
賢治さんの弟さんの孫にあたる宮澤和樹さんのお話を聞かせてもらいに林風舎(りんぷうしゃ)へ。




そして気が付いたのです。
ここのお店は、以前花巻に訪れた際、お店の佇まいと店名にみょーに惹かれて、
「この店、何かある・・」

でもその時はもう閉店してしまっていて入れず、すごく後ろ髪ひかれながらこの店を後にしたっけ。


やっと6年越しの念願が叶いお店の中へ!
お店の中は宮澤賢治ワールド満載!心躍る空間!
居るだけで幸せな気持ちになる・・不思議な時間でした。

林風舎の「りんぷう」は、賢治さんの童話「北守将軍と三人兄弟の医者」に登場する「リンプー先生」が由来みたいです。
読んだことのない方は是非、読んでみてくださいね。



賢治は生前、詩集「春と修羅」と童話「注文の多い料理店」の2作品しか出版されず、しかも全然売れなかった無名の作家でした。

8歳下の弟である清六さんは、37歳でこの世を去った賢治の亡き後、賢治の残した素晴らしい作品の力と、賢治の才能を信じ、

「これは、世に出さなければ・・!!」

と、作家と彫刻家でもある高村光太郎の力を借りながら、数々の素晴らしい賢治の作品を世に送り出してくれたのです。
なんせ賢治は、亡くなった時は無名の作家でしたから、賢治亡き後に作品を出すと言ったって、相当な苦労があったことでしょう。

賢治と清六さんとの兄弟愛、そして清六さんの賢治の作品への絶対的信頼があったから、徐々に世に知られていき、今では沢山の人に読まれ、
勇気や希望を与えてくれている・・・

私達が今やっている「セロ弾きのゴーシュ」も、あの有名な「雨にも負けず」もその他多くの作品は、もし弟の清六さんが出版に向けて奔走しなかったら、
今この世には残っていなかったのです。

なんだか、そう思うと胸が熱くなります。


宮澤和樹さんは、祖父の清六さんの遺志を受け継ぎ、賢治の精神や作品を後生に正しく伝える為に、
講演会や作品展示会などで全国で活動されていらっしゃいます。
今回はお忙しい中、たくさんの貴重なお話をしてくださいました。

あの有名な「雨にもまけず」は、賢治が「原稿」に書いて作品として残したものではなかったこと。
普段使っていた「手帳」に、自分への教訓のようなものとして、
自分に向けて書いた詩だったんだ、ということを伺い、目から鱗でした。

今「雨にもまけず」の詩がこんなにも有名になって、賢治さんは天国でさぞビックリしてることでしょうね!

色んなお話を聞かせて頂き、「人間愛」「動物愛」「自然への愛」、どんなにちっぽけな物にも愛情を感じる賢治の作品、
前よりもっともっと好きになりました!

そして「セロ弾きのゴーシュ」の舞台をさせていただける幸せを、改めて感じました☆☆
宮澤和樹さんと一緒に写真も撮っていただきました!!(なんと!和樹さんの後ろで賢治さんも写ってくれましたよ♪)




一昨日は、富山県砺波市で二回公演。1日で2000人の3年生から6年生までの子供たちに舞台を届けてきました。
新人の明大くんは、初のホール公演(今までは体育館)にプラス、この大人数に怯みそうになりながらも!?
やり切りました!!

昨日、束の間ですが秋田に戻って、明日から1ヶ月半のツアーが始まります。
新潟から始まり九州まで行きますよー!!

次に秋田に戻るのは、11月頭!
だから、まだまだ暑いのに、上着とか秋物を持って行かないといけないのですっっ。

これから荷造りしなきゃ!




賢治が農耕生活を始め、付近の農民に農業や様々な芸術を教えたり、自炊生活をしていた「羅須地人協会」。
現在の花巻農業高校の敷地内に保存されていました。

有名な「下ノ畑二居りマス。」
これ、今上映されている「コクリコ坂から」にも少し登場してましたよ!
見付けた時はちょっと嬉しかったです^^