やっぱり行くとしたら、あそこしかない!!と思い、ゴーシュ星チームを代表して行ってきましたー!!
宮澤賢治のふるさと、岩手県花巻市です。
実は私、花巻は5,6年前にも一人旅で来ているのです。
その時は、まだ車の免許を持っていなくて、なんと「折りたたみ自転車」を担いで(笑)電車を乗り継ぎ行きました!
賢治記念館など花巻市内をくまなくめぐり、そして花巻温泉まで何十キロ自転車を走らせたことか・・・
花巻温泉に向かう途中で「ここはどこ??」と迷子になって、気付いたら周りはもう真っ暗、半泣きで自転車こぎながら、
「絶対、車の免許とってやる~!」って決意したっけなー。
余談ですが、帰ってすぐ自動車学校へ通い出し、劇場公演しながら(たしか棟方志功の公演中。)
ストレート合格を根性で成し遂げ現在に至る(^^)v
そんな珍道中etc・・を懐かしく思い出しながら再びこの地へ。今回はもちろん車です(笑)
今回の旅は、途中ゴーシュ月チームと合流するという楽しい特典付き☆
とっても充実した旅になりました!
その旅の模様は、ゴーシュ月チームのブログで、「いっちゃん」こと畠山泉さんが楽しく紹介してくれていますので、その辺はいっちゃんにお任せして・・
私は、それ以外のところを、いくつかご紹介いたします。
まず、花巻に行く手前でどうしても行きたい所がありました。
岩手県の県庁所在地、盛岡市。
ここも賢治さんとゆかりのある街。
何度も買い物などに訪れている盛岡ですが、今回は「賢治さんに出会う旅」!!
この目的のためにデパートやお洒落なショーウインドウには目もくれず、行った所は・・・
盛岡城下の北の関門にあたる商人の町として藩政時代から栄えた町、材木町にある
「光原社(こうげんしゃ)」
宮沢賢治が生前唯一発刊した童話集「注文の多い料理店」の出版元です。
現在は出版業は閉じ、民芸品店や資料館、喫茶店となっています。
こちらはその中庭。
狭い入口をぬけると、「注文の多い料理店」の出版記念碑や賢治のレリーフがありました。
そして中庭からすぐ向こうには北上川が流れ、川に面した所には賢治の詩や歌や文章の一説が書かれた白壁がありました。
div>創業は大正13年。「光原社」の命名は賢治によるものだそうです。
こちらの創業者と賢治さんが、盛岡高等農林学校時代の先輩後輩だったとか。
ここに来て色んなエピソードを知れました。
それにしても、近くに(と言ってもわらび座から1時間半はかかりますが)、賢治さんゆかりのこんな素敵な場所があったとはびっくりでした。
(おもひでチームのすずちゃんにここを教えてもらいました。すずちゃんありがとう!)
光原社の中にある喫茶店、「可否館」
この字で「コーヒー館」と読むそうです!
混む時は行列ができるくらい混むという知る人ぞ知る人気店だそうですが、ラッキーなことに、この時お客さんは私だけ。
お店の方に許可を頂き少しだけ撮影させてもらいました。
お店の方に断ったものの、なんだかこの空間を写真でパチパチさせるのが申し訳なくて、慌てて撮ったため、上手く撮れませんでした・・・。(実物の方が何倍も素敵です!)
ここの喫茶店は創業がもう半世紀近くになるとか。
椅子や机やお店に置いてあるほとんどが創業当時からの物。
一つ一つ大切に扱われてきたんだろうなぁ・・というのがうかがい知れます。
ステンドガラスの窓があったり、煉瓦でできた壁だったり・・何から何まで何もかもがモダンで素敵!
もー感動!!
クラシックがゆったりと流れる店内で、丁寧にドリップされたコーヒーとお店の方お勧めの胡桃クッキーをいただきました。
とても美味しかったです!
さてさて、ここに来れただけでも大満足してしまったいなほですが、
いやいや、まだ花巻はこれからです!
「賢治さんに出会う旅」は、まだまだ続く・・・