つよしです。みなさん、インフルエンザには罹っていませんか?
最近はインフルエンザの影響で公演中止や延期がありまして思わぬ空き日が出来てしまうことがあります。響でも10月になって3校、11月は今のところ2校の延期になっています。
その空き日があるから、という訳ではなく、今日はきちんとした休日でありまして、ステージで使っている楽器のチューニングをしました。
さて、チューニングするのは大抵の人が小学校で経験するピアニカです。ピアニカは鍵盤ハーモニカとも言う通り、ハーモニカと同じようにリードで空気を振るわせて音を鳴らす楽器です。
ところが、使っているうちに音程が狂ってくるんですね! 耐えられない!
そこで、今日は休みを利用してチューニングし直そうという訳です。
準備する物は勿論、ピアニカ!
それと、下の写真の道具。
1、精密ドライバー(ネジをはずします) 2、水ヤスリ(リードを削ります)
3、テレホンカード(リードをカバーします) 4、チューナー(音程を確かめます)
5、ネジ入れ(ネジが無くならないように入れておきます)
歌口(マウスピース)の部分と水抜きの部分のカバーをまず、外します。
次に、本体をカバーしている金属製のカバーを外します。
最後にリードのカバーを外すと下のような状態になります。(鍵盤しか残っていません)
この状態のまま、裏返すとご覧のようにリードがずらっと並んでいます。
これを、一本一本音程を確かめながらリードを削ってチューニングします。
リードの先の方を水ヤスリで削ると音程が高くなります。
根元の方を削ると逆に、音程が低くなります。面白い。
削り、終わったらリードカバーをしてチューナーで音程の確認です。一音一音確認して、まだ、正確にチューニング出来ていないリードをもう一度リードカバーをはずして削り直します。
これを、すべてのリードが正確にチューニングされるまで繰り返します。
結構、根気がいるんですよ。 今日は2時間かけてチューニングしました!
チューニングは、チューナーでやります。下の写真のように針が真ん中で両側の赤い三角のマーカーが同時に点くと正確な音程になっています。ちなみに、今日の音程はAの音が442hzでチューニングしております。
なんだか、専門的な言葉が出てきまして申し訳ないです。
明日から、またステージで気持ちよく鳴ってくれるでしょう。