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2009年11月28日土曜日

尾花沢 養泉寺

尾花沢公演の日、芭蕉清風歴史記念館へ参りました。

鈴木清風は、「おくのほそ道」にも登場する紅花商人であり、
優れた俳人でもあった人で、芭蕉らを大歓待してくれた人です。

資料館では、清風の業績が詳しく紹介されていて、
芭蕉がここ尾花沢へ来て10日間も滞在した訳が
判ったような気がしました。

この10日のうち7日間は近くの「養泉寺」に泊まった、
と曾良の日記にはあります。
その養泉寺も訪ねて見ました。

養泉寺に至る、羽州街道あと
















ここを芭蕉と曾良も通ったのでしょう。

この先の坂の手前に「養泉寺」はありました。
















ここ尾花沢は、有数の豪雪地帯、お寺は早くも雪囲いされて・・
そのたたずまいを拝見することは出来ませんでした。

境内には芭蕉の詠んだ
「涼しさを 我宿にして ねまる也」
の句碑がありました。

















そしてその近くには、おお!
曾良の句も入った石碑が!

















ここでの滞在中、
近隣の俳人達がご馳走を持って教えを請いに来たり、
土地のお祭りに誘われたり、と、
芭蕉たち大満足の尾花沢だったのでしょう。

養泉寺前からみた月山・・
芭蕉や曾良にもきっとこんなふうに見えたことでしょう
(雲がかかって見えにくいですが、奥の雪をかぶっている山が月山です)