鈴木清風は、「おくのほそ道」にも登場する紅花商人であり、
優れた俳人でもあった人で、芭蕉らを大歓待してくれた人です。
資料館では、清風の業績が詳しく紹介されていて、
芭蕉がここ尾花沢へ来て10日間も滞在した訳が
判ったような気がしました。
この10日のうち7日間は近くの「養泉寺」に泊まった、
と曾良の日記にはあります。
その養泉寺も訪ねて見ました。
養泉寺に至る、羽州街道あと

ここを芭蕉と曾良も通ったのでしょう。
この先の坂の手前に「養泉寺」はありました。

ここ尾花沢は、有数の豪雪地帯、お寺は早くも雪囲いされて・・
そのたたずまいを拝見することは出来ませんでした。
境内には芭蕉の詠んだ
「涼しさを 我宿にして ねまる也」
の句碑がありました。

そしてその近くには、おお!
曾良の句も入った石碑が!

ここでの滞在中、
近隣の俳人達がご馳走を持って教えを請いに来たり、
土地のお祭りに誘われたり、と、
芭蕉たち大満足の尾花沢だったのでしょう。
養泉寺前からみた月山・・
芭蕉や曾良にもきっとこんなふうに見えたことでしょう
(雲がかかって見えにくいですが、奥の雪をかぶっている山が月山です)
