わらび座オンラインショップ

2009年10月31日土曜日

道具師

「火の鳥」はたくさんの小道具が登場します。
「犬」とか「牛」も小道具ですし、貴族の帽子や速魚の持っている花なんかも小道具です。

わらび座の専門の小道具さんは一人なのですが、冬から春にかけての作品仕込みの時期になると、
「助っ人」が登場します。

この作品には刃物がいくつか登場しますが、それをすべて制作したのが、
小道具助っ人常連、いえ、もはやお手伝いの域を超えてますね、
盗賊ナンバー2(ナンバー1は我王)の長掛憲司さん、通称「カケさん」です!!

見てください、この刃物の数々。キラっと光るんですよね。怖いくらいよくできてます。
これは予備の小刀ですが、本番用が出来上がるまでに5回くらい試作を繰り返したとか。

それだけじゃありません。

銅(あかがね)の里のシーン。一人の女性が赤ちゃんを抱いて出てきますね。
あの赤ちゃんもカケさんが作ったそうです。いわばカケさんはこの子のお父さんです。
私はマサトくんと呼んでいますが、この子を抱いていると、なんだか安心するんですよね。


演じる者も本物と信じて使うことができる。
小道具はもちろん、他のスタッフの舞台に対する非常に細やかな“こだわり”が、
表に立つ演者にも伝わり、それを信じて演技をし、
お客様に伝えていく。

本当に、何ひとつとしておろそかにできないなぁ、と、

ワタクシ これを書きながら身が引き締まる思いです。
                (カケさんの腕に抱かれているマサトくん)

ちなみに、カケさんの作った小道具は、坊っちゃん劇場で上演中の「鶴姫伝説」でも見ることができますよ☆


さて、明日は大分のiichikoグランシアタでの公演です。


なんだか、大人の香りがしそうですね。