昨年の「おくのほそ道」は常設のわらび劇場公演。
200回ものステージをやりますと、舞台は我がもの、
目をつぶっても動ける。(あ、これはちょっと大げさでしたか)
さて、全国ツアー、となって、
様々な会場条件に見あった動きをしなければならない。
いろんな条件がある。花道が無かったり、奥行きがなかったり、
小判がなかったり(・・これは曾良が間抜けなだけ)
昨日一昨日とあらゆる事態を想定した稽古を敢行!
踊り位置の変更、退場袖の変更、芝居の立ち位置の変更などなど。
稽古は順調に進み、オープニング「矛盾じゅんじゅん」の通し。
稽古の甲斐あって順調にダンスは進行し、全員退場!
がしかし、上手へ行くものと下手に引っ込むものがぶつかり合ったり、
ごちゃごちゃになったりして大混乱。
実はこの日、2つのパターンを同時に稽古したのだ。
(全員上手に引っ込む場合、と、
半数ずつ上下に別れて引っ込む場合と)
で、その時、役者が勝手に自分の行きたいところへ
行ってしまった結果の、混乱なのであった。
確認、修正を改めてしたので、本舞台は大丈夫だと思うのだが・・
どうも曾良は、あの大混乱の最中、
間違った張本人であるにもかかわらず
『ステージ最前面でお客さんのハートを鷲づかみ!』
的な快感があったようで、
これからの「普通」のステージでの挙動不審に注意が必要であろう。
みんな、よろしくな。