地元の個人病院(といっても大きい病院ですが)
が、病院設立20周年記念として主催して下さいました。
チケット発売後2週間で完売、という人気ぶり。
毎年公演しているわらび座の人気もあるでしょうが、
この病院の、地元の方々との深いつながりが、
この盛況に結びついたのでしょう。
当日の満席のお客様には、精一杯の演技で
期待に応えられた、と思います。
終演後、主催者のご厚意で、祝賀パーティーに
メンバー全員を招待して頂きました。
パーティーもことのほか楽しくて。
始めに、市内の「おがみ神社」に伝わる権現舞の神事も執り行われ、

四頭の獅子が無病息災を願って、出席者の頭を噛んでくれます。

我王氏も私も噛んで頂きました。ありがたや。
この権現舞には忘れられぬ思い出がありまして・・
筆者のデビュー作品のレパートリーに、
青森十和田市の権現舞があって、
獅子の頭の重さに文字通り涙を流したのでした。
ほんとに重かった。
歯がみ、だけで演ずるのがこの地方の獅子舞の特徴で、
それがとても難しかったのですが、
難なく見事に演じきる芸能者に感動した次第でした。
私たちもお礼に、盆舞、鬼剣舞、もみ太鼓を奉納?し
会はいやが上にも盛り上がり・・・終わりそうにもありません。
最後に「沖揚げ音頭」を披露して、最高潮の中、席を辞したのでした。
地元の伝統も大事にしておられる病院の院長さんの、
素晴らしい実践が印象的な八戸公演でした。