わらび座オンラインショップ

2009年6月12日金曜日

第六場 三島城内

その年の10月、安舎は弟の安房と鶴に会いに行く。

安房「兄上、何事ですか?秋の月見ですか?」と問う。

違うのだ。

10年ほど前、父上が息を引き取られる前に言われた御遺言、『鶴は龍神の申し子だ。そして鎧をあつらえよ』と。

だから今、こうして鶴の鎧を持って来たのだ。

父の遺言・・・この事は、鶴の兄・安舎だけに語っていたのだ。

初めて明かされる事実に、安房も鶴も驚きを隠せない。
(だが鶴は、龍神と出会った事は夢ではなかった。密かな思いが今ここに出てきた)

何故今なのか、安舎はいう。

「父上亡き後も、すぐにはつくらなかった。しかし鶴の成長ぶり、そして今の乱れた世の中をみて、つくる決心をしたのだ。そこにクロタカの伝令、周防の大内義隆が伊予に攻めこんだとの事。いよいよ、陸の争いが海にまで広がってきた。今治に母・妙林がいる。無事だが、見舞いに鶴供にクロタカが行く事になる。」

ここから物語は展開していくのです。



写真:「鶴姫伝説」舞台の袖付近


さぁ、初日会場は満杯。

坊っちゃん劇場第4作目が、法螺貝の音と共に幕が開く。

この緊張感がたまらない。多分お客様も同じだろう。
スタッフ陣はどんな気持ちか。自立した子供を旅立たせる心境なのだろうか。

果たして公演はどうだったか・・・。

見送りに出たら、お客様が目を赤く腫らして出てきて下さっている。

兎に角、幕が上がった。

前作、「龍馬!」に負けないよう、これからはみんなで前へ進むのみ!

健康第一で乗り越えて行く気持ちでいっぱいだった。