宗昭(家臣) 「そんなのんきな事おっしゃっている場合ではありません。周防の大内義隆に不穏な動き。」
光蔵(家臣) 「大内は、今は昇る陽の勢い。天下をとらんと、まずは瀬戸の海を狙っております。加えて大内の家臣・陶晴賢が、野心家。裏で画策している動きあり。金につられてる水軍もあるらしい。」
安房 「そうした世なればこそ、大山祇神社を守る三島水軍は、格別な存在。誇りをもて。陸の者たちの欲にまみれてはならない。」
ビシッと言う、かっこいい鶴姫の兄。
瀬戸の海は、秘かに争いの手がしのびよっている。
さて、坊っちゃん劇場に入る前、私はみんなより一足先に、軽マイカーで秋田を出発。東京まで走る。
東京からフェリーで徳島まで、太平洋の波と旅をしたのである。
出航したとたん、波の洗礼。揺れるのだ。大型フェリーが。
たぶん酔うと思ったので、酔い止めを飲んでおいた。
夜中、船内にドーンドーンと波がぶつかる音。
荷物はあっちへこっちへと、移動するのである。
眠りについたと思ったら、またドーンと波が・・・船が傾く大揺れ。
起こされる。頭もカベにゴツンと当たる。
酔いはしなかったが、ほろ酔いかげん。
我が愛車は転んでいないか心配だ・・・。
朝、艦内放送「昨日は、記録的な横揺れとなりました。傾斜10度以上いたしました。つきましては、お詫びといたしまして、コンビニなどで使用できる1,000円カード2枚をお渡しします。」
なんと、2,000円分だ。
ラッキー!!波に感謝。
それにしても、10度以上の傾き、私には30度以上に感じたが・・・。
並々ならぬ波のいたずらにお詫びとは、粋なはからいじゃ。
つづく。