白拍子 カモメは語る、10年前の出来事を。
「鶴姫様は、大山祇神社の守護神・龍神様の申し子。その時鶴姫様はまだ八つだった」
そこに龍神登場!
この龍神様の出方がかっこいい!!フライングならぬゴンドラに乗って空中に出てくる。舞台奥中央に浮かび、
「鶴、お前はこの海の平和を守る為に生まれた、その時がくるまで精進せよ」
と言い残して去って行く・・・その意味を問いかけても龍神はいない。
ここまでがプロローグなのです。
さて、1月の秋田稽古の事にさかのぼってみると、そこは銀世界。
共演者達は“秋田新幹線こまち”に乗って角館に到着。
迎えに行くそのあしで買い物をする。何が必要か・・・まずは長靴なのである。ホームセンターで買う人、スーパーで買う人、それぞれあっちの方が安かったとか、こっちの方が安かったとか・・・。そして自炊の為の食料2、3日分を買う。
皆さんわらび座の寮で過ごす事となり、稽古のある日の昼はお弁当を頼む。
稽古が終わり稽古場を出るとき、覚えて貰う事がある。
それは水道の水抜きなのです。
東北の冬場は水が凍ってしまいます。だから、夜は水道の大元を締めなければならないのです。
この私も初めての冬を過ごしたときは、一階の窓が雪で埋まってしまった光景にビックリ!水道管が凍ってしまうのは当たり前。
そんな東北の秋田で稽古は始まりました。
続く・・・。