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2008年7月17日木曜日

ねぶの花


















クーラーが良く効くようにと、しばらく窓を閉め切っていた
我が(芭蕉と曾良の)楽屋。

ある日、ふと気づくと、なにやら窓の外がピンクに・・
芭蕉氏おもむろに開けてみたら、なんと、
合歓(ねむ)の花
が目の前で満開。

芭蕉「そうか、今頃の季節だったのか、象潟に行ったのは!私としたことが・・」

曾良「私のメモによりますと、6月15日に酒田を出立致しまして、
   16日には途中うどんを食しまして、象潟に到着。
   翌17日は蚶満寺など舟で廻っております。
   宗匠のお書きになった通り朝は晴、でしたが午後からは雨になりました。
   以上は旧暦ですから、確かに丁度今頃の時期かと」

芭蕉「つまらん男だなあ。情緒がなさ過ぎ、だからいい俳句が詠めないんだよ。」

曾良「・・はい・・」

楽屋の裏手はめったに人の通らない所、しかも、4mの高所に咲いた合歓の花。
我が楽屋以外のものは誰も知らない。

  象潟や 雨に西施が ねぶの花    芭蕉


*画像、雨にけぶっているようですが、これは、
 網戸を通して撮影したせい。
 どこまでも情緒のない曾良なのでした。