2008年7月31日木曜日

新客演さん、稽古たけなわ・・

おすず、桔梗さんの入替稽古が終わったと思うまもなく、
新客演、久保田さんへの移し稽古。

中村勇矢さんから、庄屋橘重三郎、役人、最上川の船頭、などを引き継ぎます。

実に面白いキャラクターです。
稽古初日から笑わせてもらっています・・
ギャグをするわけではないのです、曾良と違って。
見てるだけで面白いのです。

下は、山形の1シーン。
贋の芭蕉がもっともらしく俳句に点をつけています。
真剣に、実に真剣に見入る、山形の俳句愛好家!













自分の評点に身を乗り出して














必死に乗り出して・・・













こういう人いるいる、とつい思ってしまいます。

真面目にやればやるほど面白い、凄腕の久保田さんです。

デビューは、8月6日。
お楽しみに!

「芭蕉少々サミット日記」




1日に出演する「奥の細道にかほ市象潟サミット」の稽古をしています。

会場がホテルなので舞台も狭く、わらび劇場のようにはいきません。
ので、歌が中心のダイジェスト版です。

象潟で歌う芭蕉の歌、なんかいろんなことを感じられそうです。

また、このサミットには全国から参加されますので、来年の全国公演の絶好の宣伝の機会です。

全国のみなさ~ん!待っててね~!
って、チョッと気が早いか!?

写真は雨の似合う紫陽花!

2008年7月30日水曜日

「坊っちゃん!」お疲れ様でした。

今日、終演後、稽古の準備をしていたら、楽屋に
ミュージカル「坊っちゃん!」の面々が現れました。

「終わりましたあ!!」
という生きのいい声で、
「おくのほそ道」メンバーも大喜び。
労をねぎらいましたよ。

愛媛東温市の坊っちゃん劇場のこけら落とし、が2年前。
昨年からは、全国ツアーを敢行。各地に「坊っちゃん!」旋風を巻き起こしてきました。
そして、この27日、初演の坊っちゃん劇場に戻ってのファイナル公演。
素晴らしく感動的な公演だったそうです。

「坊っちゃん!」!!!
お疲れ様でした!!!!!!

「芭蕉少々あっと言う間日記」




例によって昨日の休日、あっという間に過ぎ去ったのであります。

と言う間にもう8月であります。

1日には「奥の細道にかほ市象潟サミット」に出演であります。

中村君も4日で終わりであります。
が、また9月に復活するのであります。
その間「棟方志功」に出演していた久保田君が客演であります。

そうこうしているうちにお盆であります。

月日は流れ、旅は続くのであります。

写真はアンネのバラ&雫!であります。

2008年7月29日火曜日

「芭蕉少々休みまた雨日記」




本日、休演日。
また、雨。

なんか休みの度に雨です。
「ゆっくり休みなさい!」との天の声か!?

ずいぶん田沢湖へも行っていません。
まあ、ガソリンも高いから家でゴロゴロですね。

写真は雨の中の紫陽花!

2008年7月28日月曜日

新メンバー

今日、新メンバーの初日。

と言っても、先月客演の
伊藤力さんが中村勇矢さんに替わり、まもなく
中村さんも新客演さんに替わる・・
と、休むまもなく替わっているわけですが。

今度替わった
近藤いずみ、高橋磨美は、わらび座のベテラン女優。

二人とも直前まで、演出助手(おそらくスタッフとしては最も忙しい部署)
をそれぞれ務めていまして、役者に戻るのに苦労したようです。

本舞台の合間を縫って稽古を重ねて、
本日、前任者に劣らぬ出来となりました。

雰囲気違いますよ!「おくのほそ道」夏バージョン!?

乞、御来場。

「芭蕉少々ファイナル・スタート日記」




昨日、フミちゃん&明日香ちゃんファイナルでした。ご苦労様でした!
パチパチパチパチ!

本日、NEWおくのほそ道スタートです。

これからも、あの道、この道、太い道、細い道、曲がりくねった道、まっすぐな道、みんなで力を合わせて歩いていきましょう。

おくのほそ道、旅はまだまだ続きます。

写真は雨の中の花っこ!

2008年7月27日日曜日

黒田ふみ、佐藤明日香の千秋楽

初めに、前回の記事の訂正、です。
ヒラテとタキナが去った所には、実は、
真っ赤に燃える太陽が・・
全く違いましたね。お詫びして訂正します。
この太陽、(照明のマジックで)月にもなるので・・・と、全くの思いこみでした。
ゴメンなさいm(_ _)m


さて、
「おくのほそ道」のメンバー交代です。

本日にて、
猟師熊吉の母、おすず役 
黒田ふみ 
と、早乙女や女中をやっていた 
佐藤明日香 
が、千秋楽となりました。













初演の舞台、苦労しながらも、
どちらも印象的な役を務めて・・
もう終わってしまうんですね・・残念。

佐藤明日香「もう、入座前からあこがれの、大先輩達と一緒に舞台に立てて
        嬉しくて(・・大泣き・・)
        またいつか一緒にやりたいです。
        ミュージカル『火の鳥』に行きますが、
        ここで学んだことを生かして頑張ります。」

黒田ふみ 「『おくのほそ道』とてもいい作品です。カツラ、とか着替えとか、
        なかなか大変でしたが、やれて良かった。
        次は『天草四郎』です。11月28日~12月3日までわらび劇場で
        上演しますので、ぜひ見に来て下さいね!」


若者たちによる、送別のボディペインティング?








明日は、新メンバーの初日です。

2008年7月26日土曜日

月の光

梅雨がとっくに明けていたそうで・・
そんなこととはつゆ知らず・・・

・・この頃、曾良の駄洒落も湿っていましたが、
夏本番!がんばります!(駄洒落を??)

昨日は遠来のお客様がお出でになり、
開演前に舞台装置の見学をされていました。
時々は、公開でやることもあるんですが、
そのうち「バックステージツアー」
と称してやりましょう!!
(勝手に約束するな!!・・と舞台監督)

そのお客様がこの方、









ではなく、この方








でもなく、山形の高校の先生でした。
そこで、秘蔵の!!??
「月」を大公開。













「月山」の名シーンで圧倒的な存在感を見せるこの月、私も滅多に見られない。
前を向いているので、出てても見えないんですね。

「これは、あの作品の『月』でしょう?」
と直感されるあなたは、わらび劇場通ですね。
はい、「アテルイ」で、ヒラテがタキナを抱いて消えて行く、
あの名シーンにぽっかりと浮かんでいました。

わらび劇場は、リサイクルにも心を砕いているのです。

*ちなみにタキナはあの丸山有子、そしてヒラテは・・ふっふっふ、私。
 ついでですが、主役アテルイは安達和平でした。

「芭蕉少々戯屋楽堂日記」




いままで撮りためた写真をまとめて見れるサイトを甘蕉さんが作ってくれました。

その名も「戯屋楽堂」
URL http://mawaributai.web.fc2.com/wahei.html

田沢湖、去年撮った伊予の海、花っこナドナド載ってます。
是非!ご覧下さい。

写真は再び紫陽花!

2008年7月25日金曜日

「芭蕉少々新メンバー日記」




メンバーが一人でも代わるとずいぶん雰囲気が変わります。

声も顔も身長も違うのですから当たり前ですが、セリフの言い方やトーンも違うのでこちらの受け方も違ってきます。

これが「新しさ」を生むのです。
違うことの違和感よりも、違うことの新鮮さが大事です。

新しいアンサンブルのスタートはもうすぐです。

写真は雨の中のアンネのバラ!

2008年7月24日木曜日

新メンバー初日まもなく

メンバー入れ替え稽古も大詰めに入って、
本公演前後の稽古にも熱がはいっています。
意外に新メンバー以外のダメも多かったりして、
旧メンバー?も油断出来ません。













この28日(月)が新メンバーによる初日。
フレッシュなメンバーでの「おくのほそ道」
お楽しみに!

客演の中村さんの替わりの、新客演さんも稽古を始めました。
こちらも8月6日にはデビューの予定。
どんどん化けて(成長して)いく「おくのほそ道」なのです。
                               
                               *芭蕉さん、しっぽが・・
                                やはり、化けていたんですね? 

未明の地震、無事でした。

本日未明の岩手内陸を震源とする地震、
こちら秋田も震度4。かなりの揺れを感じましたが、
わらび劇場は無事でした。
本日の公演も予定通り開演します。

ご心配して下さった皆さま、ありがとうございます。

なお、震源近くの岩手県の皆さま初め、被害に遭われた皆さん、
心からお見舞い申し上げます。
これ以上被害が広がらないことを祈るばかりです。

わらび劇場一同

「芭蕉少々梅雨明けて雨日記」




本日、未明の地震!かなり揺れましたが、わらび座近辺で被害は出ていないようです。ご安心ください。

被災した皆様には心からお見舞い申し上げます。
さて、梅雨明け宣言したとたんに雨です。

心なしか「花っこ」たちは嬉しそうです。
雫が綺麗!花っこも綺麗!

さあ!27日は現メンバーでのラストラン。
28日はNEWおくのほそ道、スタート!です。

お見逃しなきよう!

写真は花っこ&雫!

2008年7月23日水曜日

「芭蕉少々庭の花っこ日記」




7日連続8回公演も終わり本日、休演日。

我が家の小さな庭や、隣や隣の隣の庭に新しい花っこが咲いています。
次から次へと本当に綺麗です。
癒されますなあ。

今日はゆっくり身体を休めましょう。
暑い夏はまだまだこれからです。

写真は花っこ!

2008年7月22日火曜日

続報:落雷事件

熊吉のもみあげ、に関わっている間に、
「本舞台中落雷停電事件」を【芭蕉少々・・日記】に
スクープされてしまった・・残念。。。

で、後出しで新鮮みはないが、じゃーん

「開演前2度落雷停電事件」

が、本日、我がわらび劇場で起こった!

これ、珍しいんですよね、こんなに度々起こるのは・・
これも地球温暖化の影響か!!
と単純に考えるのは・・私だけか・・

本舞台中にまた停電したら困る!!
と案じたが、雷様は短時間のお怒りの後立ち去ったようで、
何事もなく公演は無事終了!

曾良は、先日の停電の折り、場つなぎ
(・・正式には、非常放送係といいます。)として、
「ただいま原因を調査中です、落ち着いてお待ち下さい」
「復旧しました、では再開します・・」
みたいなことをやったので、
今回も、そんな事が起こった場合を想定して、綿密なシュミレーションをした。
例えば、長時間の停電に備えて、舞台袖にギターを据え置き、万一の場合の
「場つなぎワンマンショー」
のプログラムも考えて望んだのだ。

まあ、事なきを得て、スタッフ役者皆安心したのだが。

さて、この落雷の直後、廊下の人通りの多い所に、
アスカちゃんが?
普段こんな時間にはいないはずなのに。
「私、雷嫌いなんです怖いんです・・」









髪を乱してうつむいている貴方が怖いんですが・・
と突っ込んだら、
初ブログ出演がこれでは!と女優魂を奮い立たせて、
《おびえつつも笑顔?》

















この事件は、今後も様々な人間模様を織り込んで語り継がれることとなろう。

それにしても雷様、どうか、お怒りを鎮めて下さいな(願う:わらび劇場一同)

「芭蕉少々再びアンネのバラ日記」




再びアンネのバラが咲き始めました。

再びと言えば、二度あることは三度ある!

なんと!あの<おむすびコロリン事件>が三度(みたび)勃発!
いい加減呆れた芭蕉はしばらくアドリブを連発!したとかしないとか・・・。

三度と言えば、な、なんとわらび劇場五度目の雷による停電!
実は私自身「男鹿の於仁丸」「よろけ養安」につぐ三度目の停電!

1~2分で復旧!ラストの方の曾良のモノローグの時だったので、曾良は大変でしたが助かりました。
歌の途中だったら大変!音楽止まっちゃうもんね。

大自然の中のわらび劇場、まだまだいろいろ起きそうですな。

写真はアンネのバラ!

2008年7月21日月曜日

熊吉のもみあげ


















中村くんの“眉へのこだわり”を以前ご紹介しましたが、

「何で、眉だけなんだよ!俺のこだわりを見てくれよ。」
とのおしかりの声を頂きました。
ので、ここで紹介させて頂きます。

猟師熊吉のもみあげ・・
(しょうもないと思わずにおつき合い下さい)

聞く所によると、
毎回、コンセプトを変えて書いていらっしゃる、とか。
本日のお題は?

「ワイルドッ!!!」










全体がワイルドに見えるように、1本1本繊細に描いて行きます。
ご苦労さまな事です。
「舞台は暗くてそんなとこまで見えないんだけどなあ」(曾良のつぶやき)


ま、ともかく、だるまに目を入れるが如く、
もみあげを精一杯きめてその気になる、
熊吉であった。

「芭蕉少々合歓の花日記」




先日の<わらび劇場の楽屋から>で紹介されていた楽屋の窓のすぐ外の合歓の花です。

まさかまさか、芭蕉と曾良の楽屋の窓のすぐ外に咲いていたとは、しかも合歓の花です。
なんか、偶然とは思えない不思議さを感じます。

この作品のラストシーンは象潟、その象潟で詠まれたあまりにも有名な句、その句に詠まれた花が楽屋の窓の外に人知れず咲いている。

な、なんというドラマチック合歓の花!

芭蕉さんが花に身を変えて「頑張れよ!」って激励に来てくれたような、そんな気がしました。

2008年7月19日土曜日

「トラトラヘッポコ大冒険」










ミュージカル
「トラトラヘッポコ大冒険」を昨日観劇した。
劇団研究生2年生による発表会。

もともとこれは、小学校低学年向けの児童劇なのだが、
実はこれは、凄い作品なのだ。

「和太鼓」がシーンの各所で演奏される。
そしてそれが、ストーリーの横軸になっている。

昨今、和太鼓が大人気だが。
だが!(曾良の見て聞いた限りでは)
迫力で勝負の演奏、巧さをアピールする演奏、ばかりが多くて私としては、
「すごい!」「うまい!」
とは思うけれど
「この演奏で何を伝えたいんですか?」
と思うことが少なからずあった。

が、この作品には「太鼓哲学」?がある。

古来、日本の太鼓は、神に願い事がある時に、神を呼び出す為にたたかれた。
音の一つ一つに願いが込められている訳だ。
その、現代的意味をこのミュージカルは問うている。

ストーリーの中では、そんな意味も知らずに、
いい加減に、面白おかしくたたく奴がいて、
しかし、冒険の末に、
彼は友達のために命を賭してたたく事になる。







このように、和太鼓の本来の意味を横軸に、
友情のあり方を縦軸にこの作品は構成されている。











研究生の(もはや曾良には望むべくもない)フレッシュな演技と、
わが劇団のなくしてはならないコンセプト、を思い知った
「トラトラヘッポコ大冒険」
であった。

「芭蕉少々全校生徒日記」




昨日は近くの白岩小学校の全校生徒が観に来てくれました。
今まで4年生から観てもらった事はありましたが、低学年が観るのは初めてです。

プロローグの曾良の「元気ですか!?」に「は~~~い!!」と本当に元気な声!

途中芭蕉のセリフ「私が忍者に見えるか?」には「見えな~~~い!」
「でも、本当は忍者だったりして!?」とさらに声が!

その若い柔らかい「魂」は沢山のことを感じてくれたに違いありません。
ありがとう!未来は君たちのものだ!

写真は光る田沢湖!